クレジットカードを海外で利用した時にかかってしまう手数料の謎

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クレジットカード 海外 手数料

「日本国内のように1括払いだと手数料が掛からないのか?」
「いつもより手数料が多くなるのか?」

クレジットカードを海外で利用した場合の手数料って気になりますよね。

そこで今回は、クレジットカードを海外で利用した場合の手数料はもちろん、日本円を現地通貨に両替する最も良い方法についてもお話ししていきます。

0.為替レートと両替レート

クレジットカードの海外手数料の話をする前に、為替レートと両替レートの関係についてお話ししていきます。

この2つのレートの違いを理解することで、クレジットカードを海外で利用した際にお得なのかどうかや、手数料としていくらとられてしまうのかがすんなり理解できると思います。

ちなみに、両替レートという言葉は便宜上の物で、実際はありません。

為替レート

為替レートとは、よくテレビで流れている「1$=○○円△△銭」という、円の価値を決めているものになります。

ここで重要なのは、外貨との交換に必要な日本円の額が少なければ少ないだけ、お得に買い物できるという点になります。(俗に言う円高と呼ばれるものです。)

少しわかりにくいと思いますので、下記の図を参考にしてみてください。

外貨の価値

両替レート

為替レート通りに日本円を現地通貨に変更できるわけではなく、両替をしてくれる機関に手数料を支払う必要があります。

為替レートにその手数料を加えたものが、両替レートになります。

詳しくは下記の図を参考にしてみてください。

為替レートと両替レートの関係

このように、両替所に手数料をとられてしまうため、為替レート通りに日本円を現地通貨に両替することはできません。

これが、両替レートになります。

1.海外で損しないためにはクレジットカードを使う

クレジットカードを利用する事が、海外で最もお得に買い物をする方法になります。

日本円を現地通貨に両替する際には必ず手数料が掛かってしまいますが、その手数料が最も安いのがクレジットカードになります。

海外に行くなら必ず2枚は用意する

海外旅行に行く場合は、紛失など万が一の時に備えて、2枚はカードを持っていくようにしてください。

また、カード裏にあるカード会社番号をメモっておくことで、万が一の際にもきちんと対応することができます。

もしもの時も大丈夫!クレジットカードを紛失した時の対処法と連絡先一覧」でも、代表的なカードの連絡先をまとめてあります。

2.クレジットカードの利用手数料

ここから、クレジットカードを海外で利用した場合に、実際に掛かってくる手数料についてお話ししていきます。

海外でクレジットカードを利用する場合、国内とは違い1括払いにしても必ず手数料が掛かってしまいます。

クレジットカードの手数料を考える際には、

  • カード会社の為替手数料
  • カード会社の為替レート

この2点を意識する必要があります。

カード会社の為替手数料

カード会社の事務手数料は、国際ブランドによって決まっており、各為替手数料は下記の表のようになっています。

国際ブランド為替手数料
VISA1.63%
MasterCard1.63%
JCB1.60%
AMERICAN EXPRESS2.00%
Diners Club1.30%

この表の為替手数料が、クレジットカードを海外で使用した場合の利用手数料になります。
※現金を両替するときに掛かる手数料と同じ内容のものになります。

カード会社の為替レート

カード会社の為替レートも国際ブランドが決定しています。

ここの数値は日によって異なりますが、レートの決め方は下記の表のようになっています。

国際ブランド基準レート
VISAVisaインターナショナルのレート
MasterCardMasterCardインターナショナルのレート
JCBJCB所定のレート
AMERICAN EXPRESS主要な外国為替相場情報からアメリカン・エキスプレスが選択した銀行間のレート
Diners Club所定金融機関の為替相場

上記の為替手数料を利用して、海外利用時の手数料を計算します。

ただし、為替レートには1点注意すべき点があります。

クレジットカードに採用される為替レートは、商品を購入した日ではなく、決済情報が日本のカード会社に届いた日のものになります。

具体的な日数については、バラバラですが大体2~4日ほどのタイムラグがあります。

そのため、数日後の為替レートによっては、商品を購入した日より得する場合もあれば損する場合もあります。
※数日なので、そこまで大きなずれはありません。

海外で商品を購入した際の流れ
※○/4今回は101円にしていますが、99円やそれ以外の金額になる事もあります。
実際の決済情報は海外のカード会社→日本のカード会社という順で移動し、日本の会社に情報が届いた日のレートになります。

現金が必要ならキャッシングがおすすめ

ATMにクレジットカードを挿入し、キャッシングを利用する事で、簡単に現地通貨を手にすることができます。

キャッシングは借金ですが、1ヶ月前後の旅行までであれば、両替に掛かる手数料より、キャッシングによる利息の方が少額で済みます。
※キャッシングでは、利息は掛かっても両替手数料等はかかりません。

キャッシングの利息など詳しい話は、「クレジットカードのキャッシングについて0からわかるクレカ講座」を参考にしてみてください。

3.クレジットカードを海外で利用した際の手数料の計算方法

先程お話しした内容をもとに、実際に海外でクレジットカードを利用した場合の計算方法を、簡単に紹介していきます。

今回は、JCBカードを海外で利用したとし、事務手数料は1.6%だとします。

1.海外で商品を購入する

100ドルの商品をJCBカードで購入

①100ドルの商品を購入

最もお得なブランドはマスターカード

マスターカードとJCBが、海外利用の際に手数料が少ないブランドとして有名ですが、ネット上にある実体験などを見ると、マスターカードが最も手数料が安いようです。

国際ブランドのダイナースクラブも表記上の手数料は低いですが、実体験をみると高いようです。
※高いと言っても両替に掛かる手数料よりは、安い場合がほとんどです。

2.日本のカード会社に決済情報が届く

3日後に日本のカード会社に決済情報が届く

②決済情報が日本のカード会社に到着
※決済情報が届く日は予想できないため、利用明細書を確認するしかありません。

3.為替レートを踏まえて計算する

購入した日の為替レートは関係ないため、カード会社に決済情報が届いた日の為替レートで、100ドルを日本円に直す

③100ドルを円に変換する

9,900円に、海外利用時の事務手数料を加える

④海外利用手数料をかける
※利用手数料=為替手数料になります。

結果、158円の手数料がかかり、合計10,058円の支払いが確定します。

4.クレジットカードが本当にお得なのかの検証

日本円を現地通貨に交換する方法はいろいろありますが、1つ1つの方法を検証したわかりやすいサイトがあるので、紹介します。

ヤフー知恵ノート:「海外旅行/最もお得な外貨両替方法は

このサイトでは、専門用語がほとんど出てこないため、各支払い方法のお得度が直感的にわかると思います。

5.まとめ

最後に、今回の内容を簡単にまとめていきます。

クレジットカードを海外で利用すると、1.6~2.0%の利用手数料を支払う事になります。

しかし、海外旅行の際には、クレジットカードを2枚持っていき、必要最低限のお金をキャッシングし、クレジットカード払いをしておくことが、もっともお得に買い物をする方法になります。

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