特定調停の特徴や内容が1からわかる!債務整理講座

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特定調停とはメイン画像

特定調停の特徴ってわかりにくいですよね。

任意整理や個人再生、自己破産などは、特筆すべき特徴が多くあり、比較的容易にその仕組みがわかります。

しかし、特定調停は特徴が少なく、なかなか仕組みを理解することが難しい債務整理となります。

そこで今回は、特定調停の基本はもちろん、実際に利用する際に気になる疑問についてもお話ししていきます。

目次
1.特定調停とは
2.特定調停の3つのメリット
 メリット1.個人で利用できる
 メリット2.借金の返済を楽にできる
 メリット3.債務整理のデメリットが少ない
3.特定調停の3つのデメリット
 デメリット1.借金が減るわけではない
 デメリット2.ブラックリストに載る
 デメリット3.財産の差し押さえをされる場合がある
4.特定調停の気になる5つの疑問
 疑問1.特定調停ができない場合はあるのか
 疑問2.家族にばれないか
 疑問3.クレジットカードはどうなるのか
 疑問4.住宅ローンはどうなるのか
 疑問5.特定調停後に病気などで返済ができなくなった場合はどうなのか
5.任意整理との2つの違い
 違い1.裁判所を利用するかどうか
 違い2.個人でできるかどうか
6.まとめ

1.特定調停とは

特定調停とは、簡易裁判所を利用し、お金を借りている人と貸している業者(消費者金融や銀行)との話し合いを基本とした債務整理であり、専門家に依頼することなく利用可能な唯一の債務整理となります。

特定調停では、借金の減額ではなく、今の借金をしっかり返していくことを目的としているため、特定調停後の利息のカットなどはありますが、借金の元本が少なくなるという事はありません。

2.特定調停の3つのメリット

特定調停には、次の3つのメリットがあります。

メリット1.個人で利用できる
メリット2.借金の返済を楽にできる
メリット3.債務整理のデメリットが少ない

それぞれ、簡単に見ていきます。

メリット1.個人で利用できる

特定調停は、個人で利用することができます。

他の債務整理は専門知識が必要なため、基本的には司法書士や弁護士に代理人を依頼する必要があります。

しかし、特定調停は個人の利用も想定されており、簡易裁判所が話し合いの間にはいる事で、専門家に依頼せずとも利用することができます。

手続きをすべて1人で行うため、それなりの労力は必要となりますが、掛かる費用ももっとも少なく済みます。

メリット2.借金の返済を楽にできる

特定調停では、借金の返済が基本とされているため、これから無理のない返済を行っていくためにどうするかという話し合いを行います。

そのため、特定調停後の利息を無くすことで、月々の返済額を小さくし、確実に借金を返済できるような計画を作成していくことになります。

ここで注意が必要な事として、借金の返済が基本の特定調停では、借金の金額が大幅に減るという事は起こらないという事になります。

メリット3.債務整理のデメリットが少ない

債務整理は、借金の返済が難しくなってしまった場合に利用するものであるため、債務整理の利用が後は、様々なデメリットがあります。

最も有名な債務整理である自己破産は、借金を全額なくす代わりに、今保有している財産を全て借金の返済に充てる必要があるというデメリットがあります。

しかし、借金の減額が原則としてない特定調停では、そういったデメリットを受ける事はありません。

3.特定調停の3つのデメリット

特定調停には、次の3つのデメリットがあります。

デメリット1.借金が減るわけではない
デメリット2.ブラックリストに載る
デメリット3.財産の差し押さえをされる場合がある

デメリット1.借金が減るわけではない

ここまで何度も記載してきましたが、特定調停では借金の総額が少なくなることはありません。

借金の返済が難しくなって特定調停を選んでも、借金が増えないだけで減りはしないというのは、特定調停の大きなデメリットだと言えます。

デメリット2.ブラックリストに載る

特定調停は債務整理であるため、自己破産や任意整理と同じように信用機関に情報が載ることになります。

これによって、5~7年は新たな借金ができなかったり、クレジットカードが作れなくなったりというデメリットがあります。

俗に言う「ブラックリストに載る」とは、このことになります。

しかし、官報に載ることはなく、第三者には絶対にわからないようになっています。

デメリット3.財産の差し押さえをされる場合がある

特定調停は、簡易裁判所を通して行うため、万が一特定調停で約束した返済ができなくなってしまうと、給料の差し押さえ等がすぐに実施されます。

そのため、特定調停で決めた返済額と返済期日は必ず守る必要があります。

4.特定調停の気になる5つの疑問

ここからは、特定調停を利用する前に、特に気になる5つの疑問についてお話ししていきます。

疑問1.特定調停ができない場合はあるのか
疑問2.家族にばれないか
疑問3.クレジットカードはどうなるのか
疑問4.住宅ローンはどうなるのか
疑問5.特定調停後に病気などで返済ができなくなった場合はどうなのか

疑問1.特定調停ができない場合はあるのか

特定調停は、お金を借りている人と貸している業者(消費者金融や銀行など)との話し合いによって、今後の借金の返済計画を立てます。

そのため、この話し合いがうまくいかなければ、特定調停を利用することができません。

疑問2.家族にばれないか

特定調停を利用しても、家族にばれる事はありません。

特定調停の利用は個人情報に当たるため、家族にばれる事は基本的にありません。

郵便物なども、本人にしか受け取れないものにするなど、家族ばれ対策もいろいろとることができるので、まずばれないと考えて問題ありません。

疑問3.クレジットカードはどうなるのか

この質問は、3つのパターンに分けてお答えしていきます。

パターン1.クレジットカードの支払いを特定調停する
パターン2.これまで使っていたクレジットカードはどうなるのか
パターン3.特定調停後にクレジットカードを契約できるか

パターン1.クレジットカードの支払いを特定調停する

特定調停は、利用する借金を選ぶことができるため、クレジットカードの借金を特定調停することもできますし、しないことも両方できます

パターン2.これまで使っていたクレジットカードはどうなるのか

特定調停前からクレジットカードを利用していた場合、特定調停にそのクレジットカードを含めた場合は、必ず利用できなくなりますが、残したいクレジットカードを、特定調停の対象外にした場合、今後も使える可能性はあります。

なぜなら、これまでの利用状況から判断して、クレジットカード会社がクレジットカードの利用を認めた場合は、特定調停後も利用し続ける事ができるからです。

しかし、基本的には利用できなくなるため、過度な期待はしない方が良いと言えます。

パターン3.特定調停後にクレジットカードを契約できるか

特定調停を利用するとブラックリストに載るため、5~7年はクレジットカードを作ることはできません。

ブラックリストの登録が無くなることで、クレジットカードを再び作れるようになりますが、いきなり高ステータスのクレジットカードを作ることはかなり難しくなります。
※時間をかける事で、高ステータスのカードを持つことも可能です。

疑問4.住宅ローンはどうなるのか

この質問も、次の3つのパターンに分けてお答えしていきます。

パターン1.住宅ローンの支払いを特定調停する
パターン2.今の住宅ローンはどうなるのか
パターン3.特定調停後に住宅ローンを組めるか

パターン1.住宅ローンの支払いを特定調停する

住宅ローンの支払いも特定調停することができます。

住宅ローンを特定調停する場合は住宅を手放すことになりますので、住宅ローンは特定調停しないという事もできます。

パターン2.今の住宅ローンはどうなるのか

特定調停を利用しても住宅ローンを支払うという事は、住宅ローンは特定調停を利用していないので、これまで通り支払いが続くことになります。

その場合は、特定調停と並行して住宅ローンの支払いも続けることになります。

もちろん、この場合は住宅を手放す必要はありません。

パターン3.特定調停後に住宅ローンを組めるか

クレジットカードと同様に、個人情報機関にあるブラックリストの情報が無くなる5~7年後には、住宅ローンが組めるようになります。

しかし、住宅ローンは金額も大きくなるため、特定調停をした後の契約は、クレジットカードよりもかなり難しいものとなります。

個人情報機関からブラックリストの情報が無くなっても審査が厳しい理由

日本に住んでいる場合、社会人として生きている人はほぼ100%何かしらの信用情報が個人情報機関に記載されていきます。

例えば、携帯電話を分割で購入することもクレジット契約となる場合がほとんどの為、個人情報機関に情報が蓄積されていきます。

そんな中、5~7年間も個人情報機関に情報が記載されていない人は、ブラックリストに載っていたと間接的にわかってしまいます。

そのため、ブラックリストの情報が無くなっても審査が厳しくなってしまいます。

疑問5.特定調停後に病気などで返済ができなくなった場合はどうなのか

短期間であれば、返済を先延ばしにすることができますが、長期的に返済できない状態になってしまった場合は、自己破産など新たな債務整理をする必要があります。

5.任意整理との2つの違い

特定調停と任意整理の大きな違いは次の2つになります。

違い1.裁判所を利用するかどうか

特定調停は簡易裁判所を利用しますが、任意整理は利用しません。

特定調停では裁判所を利用するため、万が一特定調停後に返済が滞ってしまうと、すぐに給料の差し押さえ等がなされるので、注意が必要となります。

違い2.個人でできるかどうか

特定調停は個人で利用することができますが、任意整理は専門家に依頼する必要があります。

そのため、特定調停の方が費用は安くなる分、手続きは多くなります。

6.まとめ

最後に今回の内容を簡単にまとめていきます。

  • 特定調停は簡易裁判所を利用した債務整理である
  • 特定調停を利用しても借金の額が減ることはない
  • 特定調停を利用するとブラックリストに載る
  • 特定調停を利用する債務は選ぶことができる
  • 特定調停後にはクレジットカードや住宅ローンが組める
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