定期預金を解約しなくても大丈夫!?定期預金担保貸付とは?

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定期預金や積立貯金をしている堅実派は、カードローンやキャッシングを利用したことがない方が多いと思います。それに、「借金」だけは絶対にしたくないと考えている方もいるかもしれません。

しかし、冠婚葬祭や急病など、誰にでも突然の出費はやって来るものです。そんな時に、自分の定期預金を担保にして現金を借りることができるシステムがあるのをご存知でしょうか? これを「定期預金担保貸付」と言います。

今回は、定期預金担保貸付を初めて知ったという方、またはこれから利用したいと思っている方を対象に、定期預金担保貸付の基礎知識からメリット〜注意点までをお話していきます。

目次 1.定期預金担保貸付とは
2.定期預金担保貸付の3つのメリット
 メリット1.定期預金を解約しなくて済む
 メリット2.新たに申込手続きや審査がいらない
 メリット3.カードローンに比べて低金利
3.定期預金担保貸付の2つの注意点
 注意点1.無自覚な貸し付けに注意
 注意点2.返済期日と満期日に注意
4.銀行系カードローンの金利と比較
5.定期預金担保貸付の利用方法
 パターン1.定期預金通帳/定期預金証書を使っている
 パターン2.総合口座通帳を使っている
6.まとめ

1.定期預金担保貸付とは

定期預金担保貸付とは、その名の通り自分の定期預金を「担保」にして銀行からお金を借りることです。

定期預金を解約せずに借入できるのが特徴ですが、利用するためには当然、すでに定期預金を組んでいる必要があります。

2.定期預金担保貸付の3つのメリット

では、定期預金担保貸付にはどんなメリットがあるのでしょうか。大まかに分けると、次の3つがメリットとして挙げられます。

メリット1.定期預金を解約しなくて済む

繰り返しになりますが、定期預金を解約することなくお金を借りられるのは大きなメリットです。

通常、定期預金は満期を迎えるまで預金を引き出すことはできず、それでも途中解約すると適用金利が下がるなどのペナルティがあります。さらに、銀行側からの信用が落ちてしまうのは避けられません。

ところが定期預金担保貸付の場合は、自分の定期預金に預けているお金の範囲内(90%程度)であればすぐにでも現金を借入できるのです。これを口座貸越(当座貸越)と言います。

口座貸越(こうざかりこし)とは 口座貸越(こうざかりこし)とは、銀行総合口座に口座を持っている人が、定期預金として預金している金額のうち、一定の範囲内について、普通預金口座で残高不足となった場合、その不足分を自動的に貸付してくれるサービスです。

メリット2.新たに申込手続きや審査がいらない

定期預金担保貸付は、新たに申込手続き(総合口座の場合のみ)や審査が不要です。

銀行や消費者金融でカードローンを利用する場合は面倒な手続きがありますし、必ずしも審査に通るとは限りませんので、スピーディーに借り入れできるのは嬉しいメリットですね。

また、定期預金で「総合口座通帳」を利用している場合は、キャッシュカード感覚で借り入れできるだけでなく、返済もすごくスムーズです。こちらは第5章で詳しく述べたいと思います。

メリット3.カードローンに比べて低金利

定期預金担保貸付の金利は、定期預金の約定金利に0.5%加えたものと決められています。カードローンなどと違って、この条件はどこの銀行でも一律です。

定期預金の金利は大手都市銀行を含めた全国平均で約0.025%と言われますので(預入金額や期間によって変動します)、合計すると「約0.525%」となります。

これは大手銀行系カードローンの最低金利にも匹敵する金利ですので、いかに定期預金担保貸付がおトクなのかがお分かりいただけると思います。

金利については第4章で詳しくご説明します。

3.定期預金担保貸付の2つの注意点

カードローンやキャッシングに比べるとデメリットがほとんど無い定期預金担保貸付ですが、やはり注意しておきたいポイントはあります。具体的には次の2つです。

注意点1.無自覚な貸し付けに注意

第2章でもご紹介しましたが、口座貸越によって「自動貸し付け」が行われるため、場合によっては無自覚な貸し付けが発生してしまうことに注意が必要となります。

たとえば公共料金などを総合口座から自動引き落としに指定していて、もし残高不足だった場合、自分の知らないうちに定期預金担保貸付が行われていたということになりかねません。

毎月の引き落とし額や残高に気を配りながら、こまめに通帳記帳をするなど、しっかりと預金口座の動きを把握していくことが大切です。

注意点2.返済期日と満期日に注意

定期預金担保貸付の返済期日は、定期預金の満期日までとなります。

万が一満期日までに返済が完了していなかった場合は、その差額が定期預金の満期額から相殺されるため、せっかく長い期間預金して増えた金利分を損してしまいます。

手軽に借り入れができる定期預金担保貸付だからこそ、常に早期返済を心がけておくことで便利に使いこなすことが可能となります。

4. 銀行系カードローンの金利と比較

先述しましたが、定期預金担保貸付の金利は平均0.525%となります。これがいかに低金利なのかは、大手銀行系カードローンの実質年率と比べてみると実感できるかと思います。低金利で知られる銀行系カードローンを以下の表にまとめました。

商品名実質年率審査難易度
住信SBIネット銀行
MR.カードローン プレミアムコース
1.99~7.99%☆☆☆☆☆
三井住友カード ゴールドローン3.5~9.8%☆☆☆☆
みずほ銀行カードローン4.0~14.0%☆☆☆
オリックス銀行 カードローン3.0~17.8%☆☆☆
イオン銀行カードローン
カードローンBIG
3.8%~13.8%☆☆

それぞれの最低金利は、基本的に融資限度額(住信SBIネット銀行であれば1,000万円)を借り入れした時に適用されますので、少額の借り入れでも超低金利となるのが定期預金担保貸付の強みです。

とはいえ、定期預金に上乗せされる金利(約0.025%)を超えることになりますので、借り入れが長期化する見込みであれば、定期預金を解約してしまった方がおトクな場合も考えられます。

そのため、借入する期間に応じて、定期預金担保貸付を利用するのか、定期預金を解約するのかを決める必要はあります。

5.定期預金担保貸付の利用方法

定期預金担保貸付の利用方法は、以下2つのパターンでそれぞれ異なりますので、まずは一度銀行に相談してみることをおすすめします。

  • 定期預金通帳/定期預金証書を使っている
  • 総合口座通帳を使っている

パターン1.定期預金通帳/定期預金証書を使っている

借り入れの際は、通帳を銀行に預けて融資を受けることになります。審査はありませんが、銀行窓口に行く必要があり、書類を書いたり、届け印を押したりなど手続きは少し面倒です。

このパターンの借り入れでは、その都度返済日や返済回数を決められていますが、前もって指定口座に入金しておけば自動引き落としで返済が完了します。ただし、定期預金の満期日までに返済を完了させる必要があるためご注意ください。

パターン2.総合口座通帳を使っている

メリット1でも述べたように、総合口座には「口座貸越(当座貸越)」という機能があります。これは総合口座通帳を作ると自動的に付いてきますので、新たな手続きなどは必要なく、すぐに定期預金担保貸付を利用することが可能です。

たとえば総合口座の普通預金に10万円、定期預金に50万円の残高があり、普通預金から15万円を引き出そうとした場合は、不足分5万円を定期預金から自動的に充当することになります。この時点で、総合口座の普通預金残高には-50.000(または50.000-)とマイナス記帳されます。

キャッシュカード感覚で借り入れできるだけでなく、返済日も特に決められておらず、上記のマイナス分が0以上になった時点で返済は終了です(借り入れ期間の利息が引き落とされます)。

よって、定期預金担保貸付の利用が想定される方は、あらかじめ総合口座を作っておくと便利です。

6.まとめ

最後に、定期預金担保貸付についてのポイントを箇条書きでまとめます。

  • 定期預金担保貸付は、自分の定期預金を「担保」にして銀行からお金を借りること
  • 定期預金を解約せずに、カードローンよりも低金利で借り入れ可能
  • 無自覚な貸し付けや、預金分の利息をムダにしないよう注意する
  • 借り入れが長期におよぶなら、定期預金を解約してしまった方がおトクな場合も
  • 定期預金担保貸付を利用するなら、「総合口座」が圧倒的に便利

借金に抵抗がある方でも、定期預金担保貸付のことを知っておけば、いざという時の出費の際に大きな安心感があると思います。

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