カードローンは利息だけで比べてはならない!賢く返済するための計画とは

カードローンを選ぶ時に利息がいくらになるか、金利は誰もが気にするポイントですが、それだけで決めてはいけません。

この記事では金利をもとに利息を計算し、さらに返済期間も踏まえた返済計画を立ててから、あなたにぴったりのカードローンを選ぶ方法を解説します。

カードローンは利息に加えて返済計画が大事

カードローンにおいて利息は大切ですが、それ以上に大切なのが返済計画です。

返済計画は利息・借入金額・返済期間をもとに立てるもので、返済計画の立て方次第で支払う利息の合計金額が大きく変わるからです。

利息とは

まずは、利息について詳しく解説します。

お金を借りるときに発生する手数料

利息とは、お金を借りるときに発生する手数料、お金のレンタル料とも言えるものです。

貸す側が設定している「金利」という数字を借入金額に対してかけることで、利息の金額が決まります。

金利と借入金額から利息計算

利息の計算式は「借入金額×金利÷365×借入日数」です。 365で割るのは、金利が1年間借りた場合の「年率」という数字だからです。

この式に、具体的な数字を当てはめて計算してみましょう。

借入金額が30万円、金利が14.5%、借入日数が2ヶ月(60日)の場合は、下記の通りになります。

300,000×0.145÷365×60=7,150円(小数点以下切り捨て)

利息の金額が変わる要因でいちばん重要なのは返済期間

利息の金額が大きくなる要因は、借入金額・金利・返済期間の3つの数字です。

このいずれかの数字が大きくなると、利息は高くなります

大きい金額を借りる、もしくは金利が上がると利息が高くなることはイメージしやすいという人は多いと思います。

ポイントは返済期間で、ここが長くなる、つまり返済まで時間をかけるとその分利息も高くなるという点です。

返済計画が重要だという最大の理由は、「どのくらいの期間でカードローンを返済するか」ということなのです。

借入期間を長くすれば返済期間が長くなり、毎月の返済額を抑えられます。負担を軽くしたいと思ってつい借入期間を長くしがちですが、それが利息を増やすことになる点には注意しましょう。

金利は幅があっても注目すべきは上限金利

利息を決める金利の数字は一定ではなく、各金融機関とも3%〜18%と幅を持たせています。このうち、高い方の金利(18%)を「上限金利」と呼びます。

各金融機関で金利を比較する場合は、この上限金利を基準にしましょう。

何故なら、多くの場合で適用されるのは上限金利だからです。初めて借りる利用者の場合は特に上限金利が適用される可能性が高まります。

金利が高くなるということは、金融機関からしてある程度リスクが高い融資であることを意味しています。初めて取引する顧客の場合、まずある程度のリスクを織り込んで貸すというわけです。

カードローン各社の金利比較

上限金利に注目することを踏まえて、各金融機関の金利(実質年率)を比較してみましょう。

金融機関名実質年率
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック1.8%~14.6%
三井住友銀行カードローン4%~14.5%
住信SBIネット銀行 MR.カードローン0.99%~14.79%
りそな銀行カードローン3.5%~12.475%
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング2.5%~18%
みずほ銀行カードローン2.0%~14.0% ※
オリックス銀行カードローン1.7%~17.8%
プロミス4.5%~17.8%
アイフル3.0%~18.0%
SMBCモビット3.0%~18.0%
アコム3.0%~18.0%
レイクALSA4.5%~18%

(20919年2月現在)
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

下限金利は2〜4%くらい、上限金利は14〜18%くらいが相場です。

その中で「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」の下限金利0.99%と、「りそな銀行 りそなカードローン」の上限金利12.475%がの低さが目立っていますね。

ただし、「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」の下限金利が適用されるのは、信用情報などで一定の基準を満たし、さらに年収が2,400万円以上必要という非常に高いハードルが設定されています。

カードローンの金利について、詳しくは「カードローンの金利を徹底比較!お得に使うためには利息と返済金額も重要です」も併せてご覧ください。

一定期間以内に返済すれば利息なしの場合も

一部の金融機関では「無利息サービス」を提供しています。これは、初めての借り入れを一定期間中に完済すれば利息がかからないというものです。

すぐに返済のメドが立てられるという人にとってはおトクなサービスですが、大体最初の借り入れだけにしか適用されないので、何度も使える手ではない点に注意しましょう。

カードローンの無利息サービスについて、詳しくは「おすすめの無利息カードローンとお得に借りる2つのコツ」をご覧ください。

借入金額とは

続いて、借入金額について解説します。借入金額はカードローンで実際に借りられるお金の量で、利息を計算するベースとなります。

借入金額が多ければそのぶん利息も高くなり、少なければ利息は低くなります。

借入可能金額の計算方法

カードローンで借りたい金額の大小は人によって異なります。しかし、必要ならいくらでも借りられるわけではありません。

借入金額の上限となる「限度額」というものがあります。限度額は、つぎの3つのポイントを元に決まります。

  1. カードローン事業社が定める最大融資額
  2. 申込者の年収や信用情報
  3. 総量規制

このうち、「1 カードローン事業社が定める最大融資額」は、カードローン事業社がそれぞれ設定しています。その金額内でカードローンの申込を受け付けています。

最大融資額の範囲内で、「2 申込者の年収や信用情報」を加味して、その申込者に対する限度額が決まります。

年収が不安定だったり、信用情報に傷があったりする場合は、限度額は下がる場合が多いです。

貸金業法で定められた総量規制

では、年収が高く安定しているなら、最大融資額で借りられるかというと、そうとは限りません。それが「3 総量規制」です。

総量規制とは「年収の3分の1を超える融資は原則禁止」という貸金業法による規制です。

つまり、カードローン事業社の最大融資額が500万円で、申込者の収入が安定しており信用情報が優秀であっても、年収が300万円だったらその3分の1にあたる100万円までしか借りられない、というわけです。

住宅ローンなど総量規制の対象外となるローンもありますが、カードローンは総量規制の対象になります。

総量規制について、詳しくは「カードローンの総量規制ってなに?よくわかる総量規制」をご覧ください。

返済期間とは

返済期間は、カードローンの返済にどのくらいの時間をかけるかということです。

返済期間は、毎月の返済金額によって増減します。

返済金額を高く設定すると、完済までの返済期間は短くなり短期間で完済できます。

返済金額を低く設定すると返済完了まで時間がかかりますが、1回あたりの返済金額を低く抑えることができます。

カードローンの返済期間は消費者金融系と銀行系で異なる

カードローンの返済期間は、消費者金融系は6年、銀行系は1年に設定されているケースが多いです。

銀行系の1年は短く感じる人もいるでしょう。しかし、この返済期間は「この期間で完済しなければいけない」というわけではありません。

返済期間を過ぎても返し切れていない場合は、返済契約を結び直すことになります。契約更新をイメージするとわかりやすいでしょう。

返済の遅延や滞納などをしていなければ、契約は問題なく更新されます。

毎月の返済日に遅れると利息が増える

返済を遅延や滞納してしまうと、「遅延損害金」が発生します。

これは遅延に対するペナルティのようなもので、利息に上乗せされるのです。

遅延損害金は専用の金利があり、借入金額に対して年率として計算し、延滞した日数分発生します。

そのため、遅延した場合は1日でも早く返済することが、負担を軽減するための唯一の手段です。

カードローンは利息ばかり払って返済期間が長くなるケースがある

カードローンの返済計画を決める3つのポイントである利息・借入金額・返済期間について解説しました。

カードローンの返済における理想は、「負担にならない範囲で返済金額を高く設定して、できるだけ短い期間で返済する」ことです。

こうすることで支払う利息が少なくなり、トータルでの返済金額を少なくできます

毎月の返済負担を軽くしたいからと返済金額を少なく設定すると、元金を返すスピードが遅くなってしまい、その分返済期間が長くなるケースに陥るのです。

そうなると、長期間利息を支払うことになってしまい、結果的にトータルで返す金額はどんどん大きくなっていくのです。

返済額が少なく元金が減らない

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

それは、多くのカードローンが「リボルビング返済方式」を採用しているからです。

「リボルビング返済方式」とは、毎月の返済金額を固定します。返済がしやすくなる代わりに元金の返済もゆるやかになるため、その分利息の発生も長期化しやすいのです。

返済金額をあまり低く設定してしまうと、いつまでも返済が続いているような感覚に陥ることも。

だからこそ、「負担にならない範囲で返済金額を高く設定して、できるだけ短い期間で返済する」ことが、最終的におトクになるわけです。

利息が少ない=返済が楽とは限らない

カードローンを比較するとき、金利と利息は大きなポイントですが、利息だけを重視してはいけません。

最終的に利息をどのくらい支払うことになるかは、金利だけでなく返済期間も大きく影響するからです。

同じ金額を異なる利息と返済期間で比較

ここでは、カードローンの利息について、具体的な数字で計算してみましょう。

金利が異なるカードローン事業者から、それぞれ30万円を12・24・36・48ヶ月返済で借りた場合のケースです。

■30万円を借りる場合
「イオン銀行 フリーローン」のシミュレーション結果

金利(年率)返済期間毎月の返済金額利息の合計返済総額
13.5%12ヶ月26,86522,380322,380
24ヶ月14,33343,992343,992
36ヶ月10,18066,480366,480
48ヶ月8,12289,856389,856

「三井住友銀行カードローン」のシミュレーション結果

金利(年率)返済期間毎月の返済金額利息の合計返済総額
14.5%12ヶ月27,01024,076324,076
24ヶ月14,48447,486347,386
36ヶ月10,32471,734371,734
48ヶ月8,27397,098397,098

「プロミス」のシミュレーション結果

金利(年率)返済期間毎月の返済金額利息の合計返済総額
17.8%12ヶ月27,47529,701329,701
24ヶ月14,94858,746358,746
36ヶ月10,81589,345389,345
48ヶ月8,781121,465421,465

返済期間が短いと支払う利息も少なくなる

同じ金額を、低い金利で借りて長く返すパターンと、高い金利で借りて短く返すパターンを比較してみましょう。

イオン銀行、三井住友銀行、プロミスのそれぞれで、長く返すパターン(48ヶ月)と、短く返すパターン(12ヶ月)のシミュレーション結果をまとめたのが次の表です。

■長く返すパターン(48ヶ月)

事業者名金利(年率)返済期間毎月の返済金額利息の合計返済総額
イオン銀行13.5%48ヶ月8,12289,856389,856
三井住友銀行14.5%48ヶ月8,27397,098397,098
プロミス17.8%48ヶ月8,781121,465421,465

■短く返すパターン(12ヶ月)

事業者名金利(年率)返済期間毎月の返済金額利息の合計返済総額
イオン銀行13.5%12ヶ月26,86522,380322,380
三井住友銀行14.5%12ヶ月27,01024,076324,076
プロミス17.8%12ヶ月27,47529,701329,701

48ヶ月と12ヶ月では、毎月の返済額が3倍以上違いますが、利息の合計が4倍以上の差が出ていることがわかります。

返済期間を短くすると、毎月の負担が増える代わりに最終的な返済総額が少なくなっています。

借入金額と返済期間が同じ場合、イオン銀行の13.5%、プロミスの17.8%という金利の違いがささいに感じられるほどの違いと言えるでしょう。

返済期間が長いと支払う利息も多くなる

返済期間の違いがこれほどの金額差を生むのは、返済期間中はずっと利息を払い続けているからです。

48ヶ月間も利息を払い続ければそれだけの金額が積み上げられます。

例えば年率が17.8%のプロミスで、30万円を借りた場合を比べてみましょう。

  • 返済期間が12ヶ月の場合…利息総額29,701円
  • 返済期間が48ヶ月の場合…利息総額121,465円

利息総額に、実に約10万円もの差が出るのです。

負担にならない範囲で返済金額を高くして短期間で返す

以上のことから、カードローンを利用するときは、金利だけでなく返済期間もしっかり考えて、負担にならない範囲で返済金額を高く設定して、できるだけ短期間で返せる計画を立てることが重要だと言えます。

利息(金利)が低いカードローンを選ぶのも重要

ただ、カードローンを利用するときは金利が低いに越したことはありません。

金利が低ければ、その分利息が少なくなるためです。

金融機関名実質年率
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック1.8%~14.6%
三井住友銀行カードローン4%~14.5%
住信SBIネット銀行 MR.カードローン0.99%~14.79%
りそな銀行カードローン3.5%~12.475%
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング2.5%~18%
みずほ銀行カードローン2.0%~14.0% ※
オリックス銀行カードローン1.7%~17.8%
プロミス4.5%~17.8%
アイフル3.0%~18.0%
SMBCモビット3.0%~18.0%
アコム3.0%~18.0%
レイクALSA4.5%~18%

(20919年2月現在)
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

この金融機関の中では、「りそな銀行カードローン」が上限金利12.475%でいちばん低くなっています。

しかも、りそな銀行に口座を持っていて、給与振り込みに使っていれば、さらに▲0.5%の金利優遇を受けることができます。

無利息サービスがあるカードローンもおすすめ

無利息サービスとは、一定の条件で返済すれば利息が発生しないというものです。

アコムやアイフル、プロミスといった消費者金融系のカードローンで多く提供されています。

その条件とは、多くの場合「初めての契約」で「契約日の翌日から30日以内に返済する」となっています。

利息がなければ負担が実質ゼロで借りられるため、初めて利用する消費者金融系のカードローンでは積極的に利用しましょう。

もちろん、30日以内に完済できる見込みがある場合に限ります。

カードローンの無利息サービスについて、詳しくは「おすすめの無利息カードローンとお得に借りる2つのコツ」をご覧ください。

無利息サービスがあるおすすめカードローン

プロミス 新キャプチャ プロミス 利用可能額 ボタン

カードローンを借りる前に返済計画をシミュレーション

カードローンは借りる前にしっかりと返済計画を立てて、毎月の返済金額を割り出しておくことが大切です。

毎月の返済金額は元金と利息の合計です。その内訳は返済するごとに変化していくので、1円まで正確に把握するのはとても難しい計算になります。

そこで役立つのが「返済シミュレーター」です。

カードローンの返済シミュレーターの使い方

返済シミュレーターは、金利や借入金額、返済期間を入力すると、毎月の返済額を計算してくれる機能です。

※画像は三井住友銀行カードローンの返済シミュレーター

三井住友銀行カードローンの返済シミュレーターはこちら

ほとんどのカードローンのWebサイトに用意されているので、申込を検討しているカードローンのサイトで利用してみましょう。

返済期間をいろいろ入力して毎月の返済金額を確認し、無理のない返済金額になる範囲内で、最短の返済期間を見つけましょう。

それが、自分にとって利息の負担を最大限に抑えられる返済計画と言えます。

まとめ

カードローンの利息についての情報をまとめると、

  • どのくらいの期間で返すかの返済計画が大事
  • 長期間かけて返すと、毎月の返済金額を抑えられるが利息がかさんでいく
  • 短期間で返せば、毎月の返済金額は増えるが利息は少なくて済む
  • 負担できる範囲内で返済金額を高く設定して、返済期間をできるだけ短く
  • ローンシミュレーターで返済金額を正確に試算

となります。

カードローンの利息を無駄に多く払わないようにするためにも、この記事を参考にしてしっかりと返済計画を立てましょう。

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