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【初めての資産運用】投資初心者におすすめの種類やポイントを解説

【初めての資産運用】投資初心者におすすめの種類やポイントを解説

この記事は「初めての資産運用はどんな種類がおすすめなの?」と、お悩み中の方のために書きました。

先に答えを言いますが…
初めての資産運用なら、種類は「投資信託」がおすすめ!
iDeCoやNISAと組み合わせれば、税制優遇も受けられます。

株式投資・FXはハイリスクな上に本などを読んで勉強が必須、不動産投資はデメリットがあるためおすすめしません。

今回は資産運用の基礎・おすすめの種類・リスクはもちろん、資産運用を始める前に知っておきたい知識をまとめました。

初めての資産運用で失敗しないためにも、まずはこの記事をしっかりと読んで知識を付けてください。

初めての資産運用の基礎知識~種類やリスクを知ろう~

そもそも資産運用とは何なのでしょうか?

資産運用には大きく分けると、「貯蓄」と「投資」の2つの目的に分類されます。

貯蓄
・お金を「貯める」ことを目的とした資産運用
・元本が保証されている
(普通預金・定期預金・積立定期預金・貯蓄型保険など)
投資 ・お金を「増やす」ことを目的とした資産運用
・元本保証はない
(投資信託、株式投資、国債、不動産信託、FX、仮想通貨など)

きっと多くの人が「貯蓄」をしているかと思いますが、現代は超低金利時代。

銀行の定期預金に入れても金利は0.01%程度と低く、積極的にお金を増やすことはできません。

ここに100万円の資金があるとして、年率0.01%で10年間定期預金に入れても、リターンは数百円です。

これからは、「貯蓄」ではなく「投資」でお金を増やしていく時代です!

実際に、平成27年度金融庁が発表した「金融レポート 主なポイント 」には、「国民の安定的な資産形成の促進:「貯蓄から資産形成へ」 」という一文が記載されています。

老後2000万円不足問題やインフレによる物価の上昇なども考えると、投資による資産運用で将来に備えるのは常識となっていくでしょう。

投資の必要性について、詳しくは「投資の必要性とは?これからの時代必ず投資が必要になる! 」でも解説しています。

 資産運用の投資の種類~リスクとリターンのバランスを知ろう~

「投資による資産運用をする!」と決めても、いざ始めるとなると投資の種類が多くて何が良いのか分からないですよね。

資産運用の種類を大きく分けると、ローリスクローリターン・ミドルリスクミドルリターン・ハイリスクハイリターンに分類されます。

資産運用における投資の種類によるリスクとリターンのバランスを、一覧表でまとめたので参考にしてください。

ローリスクローリターン
・外貨預金
・国債
・金
ミドルリスクミドルリターン
・投資信託
・iDeCo
・NISA
・不動産投資
ハイリスクハイリターン ・株式投資
・FX
・仮想通貨

初めての資産運用におすすめなのは、リスクとリターンのバランスが良い「ミドルリスクミドルリターン」の資産運用です。

ミドルリスクミドルリターンの資産運用であれば、ハイリスク商品のように資産が突然消えてしまうというリスクはなく、ローリスク商品のように利益が低すぎることもありません。

初めての資産運用でおすすめなのは「投資信託」

【出典:一般社団法人 投資信託協会「そもそも投資信託とは? 」】

初めての資産運用なら、ミドルリスクミドルリターンの「投資信託」がおすすめです。

投資信託は複数の投資家から集めたお金をファンドがまとめ、投資プロが国内外の株式・国債・REITなどに投資をし、運用成果を各投資家の投資額に応じて分配する仕組みです。

投資信託を初心者におすすめする理由

  • 投資のプロが運用してくれる
  • 少額から始められる
  • 分散投資でリスクを軽減できる
  • 個人では投資しづらい銘柄や商品にも投資できる

投資信託はあなたの代わりにプロが運用してくれるため、資産運用の初心者さんでも安心して始められます。

まとまったお金がなくても少額から始められ、積立投資ができるのも魅力的です。

ただし運用手数料などが発生するというデメリットもあり、元本保証もないためリスク回避対策(リスクヘッジ)は忘れずに行いましょう。

初めての資産運用に投資信託をおすすめする理由について、詳しくは「投資初心者にゼロから解説 はじめての投資は投資信託がおすすめ 」をご覧ください。

 投資信託に「NISA」や「iDeCo」を組み合わせれば税制優遇も

投資信託にNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)を組み込めば、国から税制上の優遇措置を受けることができます。

所得税や住民税が節税できるというメリットがあるものの、それぞれデメリットもあります。

 NISAとは

NISA(ニーサ)とは少額投資非課税制度のことで、一定の金額までの投資で得られた配当金や値上がり益が非課税になる制度です。

NISAには「一般NISA」「つみたてNISA」があり、それぞれ非課税枠や運用期間が異なります。

  NISAつみたてNISA
利用条件日本在住で20歳以上の人日本在住で20歳以上の人
非課税対象株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益一部の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益
非課税投資枠毎年の新規投資上限額120万円(最大600万円)毎年の新規投資上限額40万円(最大800万円)
非課税期間最長5年間最長20年間
投資可能期間2023年まで2037年まで

ただし投資枠の再利用や翌年以降への持越しはできず、取り扱い商品は金融機関で異なるので注意が必要です。

NISAの概要や非課税枠の期間について、詳しくは「NISAの非課税はいつまで?一般・つみたて・ジュニアに分けて解説 」をご覧ください。

 iDeCoとは

iDeCo(イデコ)とは個人型確定拠出年金のことで、自分で年金を積み立てられる制度です。

iDeCoの運用で得た利益も非課税になって受給額に加算され、受け取る年金には所得税と住民税がかからないというメリットがあります。

ただし職業によって毎月の積立金額に上限があり、さらに60歳になるまで受け取ることができないというデメリットもあります。

iDeCoの概要や注意点について、詳しくは「iDeCoの「いつまで」に回答~年齢・掛け金・運用・年末調整&確定申告 」をご覧ください。

初心者におすすめしない資産運用の種類

初めて資産運用を始める人にはおすすめしない、資産運用の種類がいくつかあります。

おすすめしない資産運用

  • ×株式投資
  • ×FX
  • ×不動産投資

これから詳細を解説しますが、これらの資産運用は実際に初心者さんによる失敗例が多いです。

資産運用の失敗談について、詳しくは「投資の失敗談まとめ|投資に失敗した人は地獄を見るのか? 」で紹介しているので参考にしてください。

 株式投資をおすすめしない理由

資産運用といえば株式投資を思い浮かべる人も多いと思いますが、株式投資は企業を見極めるのがとても難しいです。

資産運用が初めての人は本などを読んで勉強し、情報収集も必須。

さらにまとまった資金が必要となる上に企業の倒産リスクもあり、リスクを被れば資産を全て失ってしまう危険性があります。

FXをおすすめしない理由

FXは2国以上の通過を売買して利益を得る投資方法で、自己資金以上の取引ができる「レバレッジ」があります。

このレバレッジを効かせれば投資金額の最大25倍で取引ができるため、少額でも大きな利益を得られる可能性があります。

ただし、レバレッジを効かせた取引でリスクを被れば「損切り」をされるため、投資資産を全て失うどころか借金を負うケースも…。

ハイリスク&ハイリターンの代表的な金融商品のため、資産運用の初心者さんにはおすすめできません。

不動産投資をおすすめしない理由

不動産投資とは不動産を購入して賃貸運用し、家賃収入を得る投資方法です。

不動産投資は安定した収入に繋がるというメリットがありますが、不動産を購入するためにまとまった資金が必要になるため、足りなければ住宅ローンを組むケースも…。

そして不動産投資には空き家リスクが伴い、空き家になってしまうと利益は0円になります。

その間も固定資産税などの税金は発生し、物件の修繕費用やリフォーム費用などの維持費も発生します。

資産運用が初めての初心者さんには、不動産投資はおすすめできません。

初めての資産運用を始める前に知るべき知識

初めての資産運用を始める前に、知っておきたい知識が2つあります。

  1. 資産運用の目的を明白にする
  2. 余剰資金で資産運用する

ここを抑えておけば、資産運用の商品選びで困ることもなく、仮にリスクを被った時にパニックにもなりません。

 ①資産運用の目的を明白にする

まずはライフステージや目的に併せて、どのくらいの期間をかけて資産運用するのかを決める必要があります。

逆に目標金額が決まっているのであれば、手持ち資産とリスク許容度を決めればおのずと商品は決まります。

若い世代 :多少リスクがあっても積極的な資産作り
ファミリー世代 :安全性を重視しつつ効率的な資産作り
セカンドライフ間近 :安全性を重視して資産を管理していく

例えば、あなたが若い世代で手元にまとまった資産がなく、老後資金のために資産運用を始めたいとします。

この場合、長期的な積立による資産運用がおすすめ、選ぶ商品も多少リスクがあっても積極的にチャレンジできるということです。

ご自身のライフステージ・自己資金・目的・リスク許容度などを見極めれば、資産運用の種類や商品はおのずと見えてきます。

 余剰資金で資産運用する

資産運用は、必ず生活費や預貯金を抜いた余剰資金で始めましょう。

資産運用初心者さんの心理として「もっと投資すれば儲かる」と思い込み、生活費などを投資に回してしまう人がいます。

ただ余剰資金以外で資産運用をしてしまうと、リスクを被った時に生活に支障が出る上、冷静な判断ができなくなってしまいます。

投資するお金は少額でも構いません、まずは余剰資金の範囲内で資産運用を始めましょう。

初めての資産運用でリスクを最小限にする3原則

初めての資産運用を始める時、リスクを最小限に食い止めるための3原則があります。

資産運用には元本割れというリスクが付き物、しっかりとリスクヘッジをすることが大切です。

リスクヘッジの3原則

  1. 銘柄を分散する
  2. 時間を分散する
  3. 長期投資にする

記事の中盤で、初めての資産運用には「投資信託がおすすめ」と紹介しましたが、投資信託はこれらのリスク回避対策を網羅した投資方法です。

 ①銘柄を分散する

資産運用を始める時、1つの銘柄ではなく複数の銘柄に分散させてください。

この銘柄というのは、株式・債券などの種類だけではなく、国内と海外、異なる業種と全く違う商品を持つことを指します。

「AかBか」で迷った場合、資産運用における正解は「AもBも半分ずつ」です。

1つの銘柄に全資金を投資すると被るリスクが大きくなりますが、銘柄を分散させておけばリスクを被るのは1つの銘柄だけで済みます。

 ②時間を分散する

資産運用をする時、銘柄だけではなく購入する時間(時期)も分散させましょう。

分かりやすく言うと、一度に投資資金の全てを資産運用に使うのではなく、以下のように時間を分散させるのです。

・何回かに分けて投資をする
・積立投資にして毎月コツコツ購入する

購入時期を時間分散させることで、購入価格は平均値をキープできます。

 ③長期投資にする

資産運用を始めるなら、1~2年の短期投資よりも10年~20年の長期投資をしましょう。

金融商品を長期間保有していれば、価格が下がっても再び価格が上がるケースが多いため、被りリスクを最小限に留められます。

そして長期投資であれば「複利効果」も狙えるため、元本以上の資産運用が可能となります。

 長期投資の「複利効果」とは

複利効果とは、運用で得た利息分を元本に回して、さらに利息を得る方式のことです。

例えば、お金が100万円あって年率5%の利回りで10年間運用した場合、複利と単利(利息分を元本に回さない方式)では約13万円もの差額が生まれます。

 複利 単利差額
1年後 1,050,000円 1,050,000円 0円
2年後 1,102,500円 1,100,000円 2,500円
3年後 1,157,625円 1,150,000円 7,625円
4年後 1,215,506円 1,200,000円 15,506円
5年後
1,276,282円 1,250,000円 26,282円
6年後 1,340,096円
1,300,000円 40,096円
7年後
1,407,100円 1,350,000円 57,100円
8年後
1,477,455円 1,400,000円 77,455円
9年後
1,551,328円 1,450,000円 101,328円
10年後 1,628,895円 1,500,000円 128,895円

※リスクや税金などは一切考慮していません

単利の場合、1年で5万円の利息が貰えますが、金利の変化がなければ年間5万円から増えることはありません。

複利の場合も同じく年5万円の利息が貰えますが、2年目はこの5万円も元本に入ります。

2年目は105万円、3年目は110万2,500円と、複利だと元本が毎年増えることになります。

上記の比較表は10年でシミュレーションしていますが、同じ条件で30年間運用した場合、複利と単利では182万円もの差額が生まれる計算となります。

初めての資産運用なら「投資信託」がおすすめ

資産運用には沢山の種類がありますが、資産運用が初めての初心者さんには「投資信託」をおすすめします。

投資信託なら…

  1. プロが運用してくれるため知識がなくてもOK
  2. iDeCoやNISAを組み合わせれば税制優遇もある
  3. まとまった資金がなくても始められる
  4. リスクヘッジの3原則を網羅している
  5. 長期投資で複利も狙える

投資信託はミドルリスクミドルリターンの金融商品で、株式投資やFXなどとは違い資産が0円になることもありません。

少額からでも始められるため、まとまった資金も必要ありません。

投資信託をおすすめする理由について、詳しくは「投資初心者は何から始める?投資信託をおすすめする6つの理由 」をご覧ください。